宙読みオリジナルフェア・第3夜
十三夜のお月見〜冴え渡る秋空に煌々と輝く月の観察〜
今年の10月3日は十五夜(中秋の名月)でした。天気に恵まれ、お月見を楽しんだ方も多かったのではないでしょうか。その後、月は少しずつ欠けて18日に新月となりました。そして再び丸みを取り戻して、次の満月の少し前に、もうひとつの名月「十三夜」となります。今年の十三夜は10月30日です。澄んだ秋空が続くこれからの時季は、クリアな月を観賞する絶好の機会です。外へ出たとき、夜空を見上げて月を探してみてください。そして、どのように見えるのかちょっと気をつけて見てください。きっと月についていろいろな疑問がわいてくると思います。月の模様はなぜあるの? 月はどんな物質でできているの? そして月ってどうやってできたの? などなど……、身近でありながら、意外と知らないことがたくさんあるのに気付くのではないでしょうか。そんな月への疑問を解消し、お月見がより楽しなる書籍を、宙読みの本棚から紹介します。
月について知りたい【キッズ向け】

いずれの本も図がたくさん使われていて、分かりやすく楽しみながら月のことがわかります。本の体裁としてはキッズ向けですが、大人の素朴な疑問を解決するのにも充分な内容です。「月の本」は、しかけ絵本。フィルムをめくりながら月の満ち欠けなどを視覚的に理解できます。「月の観察」は、付録の月齢早見盤が優れもの。1940年〜2050年までの1日ごとの月齢が、早見盤をくるくる回すだけでわかります。あなたの生まれた日は、どんなお月様だったのかな?
月について知りたい【一般書】

月探査の歴史から最新情報まで網羅。月の科学が分かりやすくまとめられていて、全体像を知るのに最適の一冊。


暦や月探査の最新事情など、個別のテーマにそって、さまざまな角度から月についての理解を深めることができます。「月のえくぼを見た男」は、日本の江戸時代の天文学者・麻田剛立の活躍を描いた伝記です。
美しい月が見たい【画像で見る月】

心を揺さぶる美しい月の姿をはじめとして太陽や惑星の写真が満載です。
月を望遠鏡で見たい【観察】

望遠鏡を使って実際に自分の目で月を見てみましょう。比較的小さな望遠鏡でも、表面をくわしく観測できる月は、見所満点! クレーターや山脈、海と呼ばれる平坦地など、さまざまな地形が見えて、ガリレオが味わった興奮を追体験できます。世界天文年2009の記念イベントとして、世界中で望遠鏡を使って月などを観察する「ガリレオの夕べ」が企画されているので、意欲のある人は参加してみましょう。「月面ウォッチング」は、くわしい月面地図帳で、本格的な月面観察に重宝します。
創作のなかの月【美術、文芸にまつわる月】

古来より愛された月がどのように絵や詩に表現されているのか。サイエンスが描き出す月の姿とはまた違った、創作の中の豊かな月のイメージをお楽しみください。
宙読みスタッフ:長山省吾(国立天文台天文情報センター)
