お知らせ

国際天文学連合10年戦略(日本語解説)

世界天文年2009の世界規模の成功を踏まえて2009年8月の国際天文学連合総会で採択された「国際天文学連合10年戦略:発展途上国のための天文学」の趣旨をお知らせします。


国際天文学連合10年戦略: 発展途上国のための天文学
(IAU Strategic Plan 2010-2020: Astronomy for the Developing World)

国際天文学連合 (IAU: International Astronomical Union) は、天文学者による研究の国際的な協力を推進することを目的とした国際組織として90年以上の歴史を持ちます。今まで国際天文学連合は、世界中の天文学者が集まって研究結果やアイデアを議論し合うためのシンポジウムや研究会のサポートにその予算の多くを費やしていました。しかし近年では、一般への天文学教育・普及の重要性が大きく認識され、そのための活動に多くの努力がはらわれるようになっています。

国際天文学連合がスポンサーとなり、国際連合 (UN: United Nations)とユネスコ (UNESCO: the United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization) の協賛によりガリレオによる史上初めての望遠鏡による天体観測から400年を記念して実施された世界天文年2009 (IYA2009) の成功を踏まえて、国際天文学連合ではより野心的に天文学を広く世界中へ普及させるための計画 (IAU Strategic Plan 2010-2020: Astronomy for the Developing World) を2009年8月にブラジルのリオデジャネイロで催された総会で採択しました。その主目的は、天文学研究の途上国において種々の天文学研究・教育・普及活動を行い、特に若い世代の科学や技術への興味を喚起し、将来それらの国々の科学技術進歩のためのリーダーを育てることです。

国際天文学連合では、この10年戦略の実行のため新たに「天文学推進室 (Office for Astronomy Development)」をもうけて、その第46委員会 (Commission 46: Astronomy Education & Development) や、国連宇宙部 (UNOOSA: UN Office for Outer Space Affairs)、国際宇宙空間研究委員会 (COSPAR: Committee on Space research)、国際電波科学連合 (USRI: International Union of Radio Science)、などと協力して活動を進める予定です。現在(2010年1月)、天文学推進室の業務を担当する機関を国際的に公募しています。国際天文学連合10年戦略 (IAU Strategic Plan 2010-2020: Astronomy for the Developing World) の詳しい内容(英語のみ)は、以下のURLより入手できます。

IAU Strategic Plan 2010-2020: Astronomy for the Developing World (PDF)
http://iau.org/static/education/strategicplan_091001.pdf

Astronomy for the Developing World
http://www.iau.org/education/strategic_plan/

国際天文学連合(IAU)ホームページ(英語)
http://www.iau.org/