世界天文年2009 日食観察ガイド

ピンホール工作の例


【注意】ピンホールを通して直接太陽を見てはいけません。失明する恐れがあります。

カードに穴をあけてみよう

何か適当なものに画鋲やきりでピンホール(小さな穴)をあけて、白い紙に太陽を映してみましょう。ここでは世界天文年カードを利用した例を紹介します。

 
カードに小さな穴をあけます 影を見てみます

どのように映るか探ってみましょう

1. カードに小さな穴をあけます。

2. 影を見てみます。白い紙や壁などに投影すると見やすいです。

3. 距離を変えたり、穴の大きさを変えたりして、太陽がどのように映るか探ってみましょう。

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ピンホールで文字を作ってみよう

2006年にトルコに遠征された平野岳史さんの画像を紹介します。こんな応用例も楽しいですね。

 
ピンホールによる文字 穴の間隔が整っているときれいです

太陽の形は穴の形によりません

紙にはピンホールがたくさんあいて文字になっています。 穴の間隔を考えておくときれいに並びます。

どんな形の穴でも、日食の形が映ります。

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筒の中に太陽を映してみよう

ピンホールの原理で太陽を筒の中に映し出す道具工作をしてみましょう。 お菓子の容器、ラップの芯など、いろいろなもので作ることができます。ここではスナック菓子の筒箱を利用した例をご紹介しましょう。

この工作は、世界天文年2009日本委員会公認書籍となっているINFASパブリケーションズ刊「皆既日食ハンターズガイド」で紹介されている方法を参考にしました。

 
筒箱を2本用意し、1本だけ底を抜きます

1.

筒箱を2本用意し、そのうち1本の底を抜きます。刃物の扱いに注意しましょう。

2本の筒をテープで固定し空洞の長い筒にします

2.

底を抜いた筒ともう1本の筒をテープでしっかりとつなぎ、空洞の長い筒にします。

アルミ箔にピンで穴をあけ、筒のフタに小窓をくりぬき、アルミ箔を貼り付け、フタをします

3.

アルミ箔などを用意して、ピンを刺して小さな穴(直径1mm程度)をあけます。太陽の光を通す要所となるピンホールですので、1回できれいにあけるのがコツです。写真はカップ麺のフタを利用した例です。紙筒のフタの中央部に小窓をくり抜き、ピンホールをあけたアルミ箔を貼り付けます。

筒の側面を切って、のぞき窓を作ります

4.

下の筒の側面を切って、のぞき窓を作ります。ピンホール側を太陽に向けてみましょう。筒の底に太陽がまるく映ります。この筒箱で映る太陽の大きさは直径約5mmです(筒2本をつないだ場合)。 余ったフタを筒の底に貼っておくと透けずに見やすくなります。


応用例new

 
筒をいくつもつないで長くしてみましょう

1.

応用例をご紹介します。筒をいくつもつないで長くしてみましょう。

光が通るように底を抜いてから筒をつなぎます。

(写真では筒先に穴をあけたカードを取り付けています)

太陽が大きく映ります

2.

筒を長くすると、太陽が大きく映ります。

暗くて見にくい場合は、筒先の穴を少しずつ大きくあけてみます。

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大きな箱の中に太陽を映してみよう

大きな空き箱を用意できれば、太陽を少し大きく映しだすことができます。例えば大きな天体望遠鏡を買うと、大きな箱が手に入ります。

映る太陽の直径は、穴からの距離のおよそ1/100です。

箱に1〜2mmの穴をあけ、太陽に向けます。箱の中に映る太陽を見てみましょう。箱の長さが1メートルなら、映る太陽の直径は約1センチメートルになります。

箱の中をなるべく暗くして、太陽を映す面にはスクリーンとなる白い紙を貼りつけておくと見やすくなります。穴が小さすぎて暗い場合は、少しずつ大きくあけてみます。

箱の内側にスクリーンとなる白い紙を貼り、ピンホールを太陽に向けて使います。

大きな箱でもできます。

大きな箱を使った工作例。道路で観察するのはやめましょう。

大きな箱でもできます。

暗い部屋の壁の小さな穴から光が差し込むと、同じことが起こります。16世紀頃から日食の観察に使われていた方法です。

 

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観察にあたっては、必ず正しい観察方法を理解した上で、太陽観察に熟知した指導者の指示、あるいは自己責任の下で行ってください。
このウェブコンテンツは、今年7月22日に日本全国で見られる日食を多くの人々にたのしんでいただくための基本的な情報を提供するものです。
世界天文年2009 日食観察ガイド  企画/世界天文年2009日本委員会  制作/「世界天文年2009 日食観察ガイド」制作チーム